同門会長の挨拶
この度、満田廣樹前会長の後任として広島大学循環器内科同門会会長に選出されました昭和51年日本大学医学部卒の長﨑孝太郎です。浅学菲才の身での、重責に身の引き締まる思いであります。同門会の目的は、広島大学循環器内科教室を応援し、教室の発展を物心両面から支援することであると考えております。同門会会員の皆様のご指導、ご協力をいただき、会の運営に努めてまいる所存でありますのでよろしくお願いいたします。
平成20年1月1日に木原康樹前教授が広島大学循環器内科教室を開講されました。それまで、広島大学において待望であった循環器内科教室の誕生でした。以来12年の歳月が流れ、広島大学原医研の東幸仁教授をはじめ、同門の先生方数名が、他大学の教授にも就任されました。また、広島大学病院心不全センターも開設されるなど、教室は順調に、また確実に発展をしてまいりました。
この度、令和2年4月1日より広島大学循環器内科教室は、初代木原前教授の後任として中野由紀子教授がご就任されました。これからは、中野教授を中心として、より一層、カテーテルアブレーションなどの不整脈治療はもちろん臨床、研究ともに進歩されて行かれることと思います。
本来であれば3月には木原康樹教授退官記念祝賀会、また、5月頃には中野由紀子教授就任祝賀会の祝い事が行われているところではありましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、現在延期となっております。今後の予定については、教室、幹事会の意見を聞きながら計画を考えてまいります。
現在、会員各位におかれましては、今回の新型コロナ感染症の拡大により多大の影響を受けられた方も少なからずおられることに、お見舞い申し上げますとともに、感染症のより早い収束と、会員の先生方への影響が改善しますことを祈念申し上げます。
また、大学病院や出張病院の先生方も臨床の現場では、本来の専門分野への専念だけでなく、感染拡大に対する恐怖との葛藤を余儀なくされていることと推察いたします。そのうえ研究などの継続にもご苦労が多いいとは思いますが、教室発展のため皆様の力を合わせ、頑張っていただければと思います。 ウイズコロナの時代として、新しい生活様式が言われておりますが、新型コロナ感染症が収束(終息)したとしても、元の生活に戻るのではなく、今までには考えられなかった生活様式に飛躍的に変化していくとも言われております。研究面については見識に乏しい私ではありますが、きっと大きな変換期が訪れるのではないかと想像しております。
今回、同門会副会長に松本公治先生を指名させていただきました。同門会が今後とも一つ一つ発展していくように協力し、努力してまいりますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。